ネイリストとしてキャリアを積む中で、心の奥で「いつか私も誰かに教えたい」という目標を持つ方は、少なくありません。
その目標を確実なものにするために、「今、何を学ぶべきか」は非常に重要です。今回は、「教える立場」を目指すあなたへ、本部認定講師である私から、遠回りに見えて一番の近道となる「基礎から学ぶ理由」について、お話しさせていただきます😊
👑 基礎が将来の自信になる。講師としての「信頼性」の裏付け
講師として信頼されるには、自分自身が基礎から学んでいることが必要
独学や経験則だけでサロンワークを成功させることは、確かに可能かもしれません。しかし、それを誰かに教える立場になったとき、「自信を持って断言できる」かどうかは、あなたの指導の信頼性に直結します。
ネイルスクールで学ぶ「基礎」は、単なる技術の習得ではありません。それは、あなたの指導に説得力を持たせるための「理論的な裏付け」です。
- なぜこの手順を踏むのか、その安全性の裏付けがあるか。
- 生徒さんのトラブルに対し、理論に基づいた正確な対処法を教えられるか。
正しい知識と安全性を曖昧さなく伝えられることが、講師としてのあなたの最初の信頼につながります。
🎓 講師の道は、資格の積み重ねから始まる
ネイリスト検定の試験対策を教えるという道もあります
ネイルの講師には、サロンワークを教えるだけでなく、ネイリスト検定の試験対策を専門に教えるという道もあります。でも、その場合には、最新の試験内容や変更点にあなた自身が常についていく必要があります。
そのためには、認定講師の資格も視野に入れるのが理想です。
認定講師の資格を取得するには、ネイリスト検定一級やジェル検定上級など、日本ネイリスト協会が主催するほとんどの資格試験を網羅しなければならず、これはかなりハードルの高いものです。
認定講師試験に限らずどの資格試験にも言えることですが、基礎をしっかり積み上げておくことが大切です。そのための第一歩が、まずネイリスト検定の全級を取得するということ。
あなたが学んだことプラス、それを元にして得たサロンワークでの経験値を人に伝えることができれば、講師として信頼されていきます。
🤝 経験値を最高の財産にする。Solueで「教える側」の視点を学ぶ
ネイルスクールで学んだ正しい基礎と、それを元にして得たサロンワークでの経験値。この二つを掛け合わせた人が、最適な講師になれます。
今そう思っていなくても、サロンワークを経て、ゆくゆくは「ネイルの講師」という道も開けます。その時のために、最初の一歩で、将来の選択肢を広げておくことが大切です。
- 「あなたが将来教えるとしたら、どう伝えるべきか?」
- 「生徒さんがつまづきやすいポイントはどこか?」
講師としての将来を考えているなら、スクールでのレッスン中に、自分がつまずきやすかったポイント、またその解決法を記録するのもポイントです。自分が学んでいる時に、色々な箇所でつまずいた人ほど、いつか人に教える立場になった時に説得力を持って伝えることができるはずです。


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