ネイリストを目指して検定受験を考えている皆様へ。
近年、検定試験に「認定モデルハンド」の利用が可能になったことで、受験のハードルは大きく下がりました。「モデルさんを探すのが難しかった」「練習時間を無制限に確保したい」という方にとっては嬉しいお知らせですね😊
しかし、この便利な認定ハンドでの受験は、ただ楽なだけの道ではありません。本部認定講師として会場で試験官をしながら多くの受験生を見てきた経験から、「楽な道」と誤解されがちな認定ハンドの裏側と、合格への最短ルートについてお伝えいたします。
🚨 認定ハンド利用者が陥る「三つの落とし穴」と試験官の視線
認定ハンドは大きなメリットをもたらしますが、その特性を知らずに練習を進めると、かえって合格を遠ざけることになりかねません。特に注意すべき三つの落とし穴があります。
落とし穴①:安全性の軽視による減点
モデルハンドは動きませんし、痛がりませんので、つい手の支えやガードが甘くなり、人に施術するときよりも安全性を軽視してしまいがちです。
危険な角度で道具を扱ってしまう癖がついてしまうと、本番で安全管理を怠ったと見なされ、減点や最悪の場合は失格となってしまうケースも実際に発生しています。
特に、ニッパーの使い方には要注意です。皮膚のガードが甘くキューティクルをカットしてしまうケースを何度も見かけています。これだと、実際人の手で施術した時には出血させていると見なされます。
落とし穴②:完璧なハンドへの「当たり前」という視線
認定ハンドは、どの爪も綺麗な形で癖がなく、甘皮の状態も均一で完璧です。
そのため、試験官は受験者の技術を見る際、「10本すべてが綺麗に揃っていて当たり前」という視線で見がちです。少しのムラや歪みが、生身のモデルさんの場合よりも目立ちやすいことを覚えておく必要があります。
特にCカーブはありのままで均一なので、もちろん上から見たラウンド感は揃っていて当たり前となります。
落とし穴③:人の手に適用できない技術
ネイルの仕事は、あくまで人の手へ施術するものです。
認定ハンドでならスムーズにできるのに、人の手に触れた途端、施術できなくなる「ハンドでならできるけど、人の手にはできない」状態になっては本末転倒です。このリスクは常に頭に入れておかなければなりません。
認定ハンドでたくさん練習するのは、もちろん意味のあることです。同時に、人の手でも練習する機会を持つことが大切になります。
【級別難易度逆転】3級はモデルさんで「プロの心」を学ぶ
多くの受験生は「ハンドの方が楽で有利」と考えがちですが、特にネイリストのスタートラインである3級においては、モデルさんの手で受験することをおすすめしています。
意外に思われるかもしれませんが、3級は認定ハンドの方が、実は作業量が多くて難しいという側面があります。
爪が綺麗なモデルさんや爪周りの皮膚が綺麗なモデルさんを選べば、甘皮処理などの作業量が一部軽減され、結果として綺麗に見せることが比較的簡単になるという事実があります。認定ハンドは売られているそのままのチップを貼り付けて持っていく必要があるので、ファイリングも作業量が多くなります。ルースキューティクルの除去も十本規定の量が決められているので作業量を減らすことができません。
そして、3級で身につけるべき「プロとしての感謝の気持ち」。最も重要なのは、技術以前の心構えです。
初めての検定である3級で、モデルさんとの付き合い方や、協力してくれることへの感謝の気持ちを持つことをしっかり身につける必要があります。モデルさんへの感謝やお付き合いの仕方は、今後、お客様との信頼関係を築く上での基礎にもなるからです。この経験が、あなたを真のプロのネイリストへと育ててくれます😊
級別で考えるモデルハンドとの付き合い方
- Solueの推奨: 3級は人間のモデルさんで受験し、人の手の扱い方とプロの心を体に叩き込んでください。実際に試験会場でも、まだ3級は人モデルの受験者が多い現状もあります。
- 2級・1級以降: 認定ハンドの利用が増えてきます。しかし、試験自体はハンドで受験するとしても、人手の練習も同時に行うことで、人の手にも慣れることを怠らないのがポイントです。
まとめ:独学者は要注意!Solueが教えるハンドの「正しい使い方」
認定ハンドはメリットがありますが、正しい支え方、道具の持ち方、ハンドの扱い方を間違えると危険な施術となり、減点に繋がります。
特に独学で受験する方は、正しい支え方、道具の持ち方、ハンドの扱い方を習うことが非常に大切です。
Solueでは、本部認定講師である私が、皆様のレベルに合わせてマンツーマンで正しい技術とプロの心構えを徹底的に指導いたします。認定ハンドを最大限に活かしつつ、検定合格とその先のプロのキャリアを見据えた指導をさせていただきます。
ご興味がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください!


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