「頑張っているのに合格できない…」そんな不安や落ち込みを抱える方は、とても多いものです。
でも安心してください。合格できない理由は「才能がないから」ではなく、ちょっとした思い違いや準備不足にあることがほとんどです。
試験官として多くの受験生を見てきた経験をもとに、よくある原因と解決策をまとめました。少しでも参考にしてみてくださいね💡
1. 要項を正しく理解していない
検定試験でまず大切なのは、要項の理解です。
- 検定要項は最低10回は読み込み、減点・失格項目を把握しておくこと。
- わからない部分は必ずスクールの先生に確認し、自分が人に説明できるレベルまで理解する。
- 審査項目(10項目)はJNAの検定試験センターHPで公開されています。
「自分では大丈夫」と思っていても、意外と見落としがあるものです。曖昧な部分を残したまま試験に挑むのは危険です。
また審査項目を理解せずに、受験するのは、その時点で、周りの人よりも不利な状態からのスタートになってしまいます。必ず確認してみてくださいね。
2. モデル選びに関する誤解(特に3級)
- 3級は「モデルの爪が綺麗かどうか」はほぼ合否に関係ありません。
大事なのは 要項に沿って時間内に終わらせること。 - 「モデルが悪かったから落ちた」というのは、ほとんどありません(審査経験上)。
つまり、自分の技術を正しく整えることが最優先。綺麗な爪のモデルさんが見つからなくても、心配しないでください。健康なお爪周りのモデルさんで、なおかつ協力的な方であれば安心して二人三脚で頑張れます。
3. 認定モデルハンド受験の注意点
- 現在は認定モデルハンドでの受験も可能。全員が同じ条件で受けるため、より仕上がりがシビアに見られる傾向があります。
- 人の手と同じように扱えないと「危険行為」と見なされたり減点・失格対象に。
- 「ハンドだから簡単」と油断せず、人の手と同じ扱いを徹底することが大切です。
「ハンド受験だから安心」ではなく「同じ条件だからこそ実力勝負」だと考えると、取り組み方が変わります。
特にモデルハンドの爪周りの皮膚を傷つけないように、人間の手と同じように、丁寧に扱うことが大切です。
また認定ネイルチップは、厚みが厚く人の手よりも削るのに時間がかかる傾向があります。 効率的に施術するための道具や手順があるので、悩んでいる場合はスクールに相談してみてください。
指の曲げ伸ばしや、チップが人の手より厚いなど、大変な面もありますが、その分いくらでも練習し放題なので、練習量で必ずカバーできますよ☺️
4. セッティング不備や独学の限界
- 独学の人に多いのが、基本的なセッティング不備による減点や失格。
- セッティングで失敗してもその状態を維持したまま持ち帰って誰かに見てもらわない限り原因追求ができず、次も同じミスを繰り返してしまいます。
- 不安がある人は、一度でも試験官経験のある講師にセッティングを見てもらうのがおすすめ。
特にセッティング禁止の用具溶剤や、ラベルの貼り忘れ、置き場所の間違いなど要項を見て、しっかり確認しましょう。当日会場で、一からセッティングをするというのはオススメしません。
セッティングした状態のトレーが入るバッグを用意して、自宅で落ち着いてセッティングしてから会場に向かうのが安心です。また試験後の片付けもトレイごとバッグに入れてしまえるのでスムーズです。
5. 工程審査と「動き」のチェック
- 検定は仕上がりだけでなく、特定の工程の動作も審査されています。
- 練習不足の動きはすぐに見抜かれます。逆に、練習を積んでいる人の動きはゆっくりでも安全でスムーズ。
- 動画を撮って自分の動作を客観的にチェックするのも効果的。改善点がわからない場合は講師の目が必要です。
「形だけ仕上がればいい」ではなく、途中のプロセスも丁寧に。これが安心につながります。
6. 1級特有のポイント
- 1級は工程よりも仕上がりの完成度が重視されます。
- 特に重要なのは「フォルムの第一印象」。
- 上から見たときのまっすぐ感
- サイドストレートの正確さ
- ハイポイントの位置
- ツヤのある表面
- 細かい減点チェックはその後。まずは「ぱっと見で美しいか」が合否を大きく左右します。
「審査員が一目見た瞬間の印象」を意識して練習すると、大きな差が出ます。
自分の目でぱっと見で確認しても分からない場合は、まずは真上からの写真を撮って、客観的にチェックしてみましょう。
7. 道具・用具の扱い
- 容器の蓋の開け閉め、道具をすぐにトレイやファイル立てに戻す動作、モデルの手の扱いなどもしっかり見られています。
- 日常の練習から丁寧に行い、試験でも自然にできるようにしておきましょう。
これは技術以前に「ネイリストとしての所作」の部分。特に2級の試験はサロンワークレベルのネイルケアをチェックする内容になりますので、動きもサロンワークのように、スムーズである必要があります。
8. 練習不足と「練習の質」
- 落ちる最大の理由はやはり練習不足。
- ただし「量」だけでなく「質」も重要。
- 要項に沿った形を理解しているか
- 目的のフォルムを正しく練習しているか
- タイムトライアルを繰り返しているか
- どうしても合格できない場合は、試験官経験のある講師にチェックしてもらうのが最短です。
「毎日練習しているのに…」という方も、方向が間違っていると成果が出ません。効率の良い練習を選びましょう。
練習する時のポイントは、その練習での課題を一つ明確にしておくこと。付箋や紙などに書いて、この回では必ずこれをクリアする!という気持ちで練習をすることが大切です☺️
9. 道具選びの落とし穴
- メルカリなどで中古一式を買う人もいますが、それが最適とは限りません。(中にはもちろん良いものもありますが、良し悪しを判断できないなら注意が必要)
- 今は検定用に開発された「使いやすい道具」が多数あります。初心者ほど良い道具を使った方が上達は早い。
- 「安い道具でも上手にできる」のは、すでに上級者になってからで十分。
最初から「味方になってくれる道具」を手にした方が、自信にもつながります。
また、きちんと改めて揃えた道具の方が大事にする気持ちが芽生えると思います。仕事道具として大切に扱う習慣も必要です。
まとめ
検定に合格できないのは「不器用だから」でも「向いていないから」でもありません。
- 要項や審査基準の理解不足
- モデルやセッティングの誤解
- 動作やフォルムの基礎練習不足
- 道具の選び方
こうした一つひとつを見直していけば、合格は確実に近づいてきます。
検定はゴールではなく、スタートライン。
基礎を学ぶ過程で「人の肌や爪に触れる責任」を意識することが、ネイリストとしての第一歩になります。
ネイリスト検定は、「既にオーダーが決まったお客様を接客する練習」なんだと捉えてみてください。要項には、お客様のオーダーが細かく記されています。そう考えたら規定の長さや形、横から見た形や正面から見たCカーブなど、どれも無視できるものではないはずですね😉
焦らず、一歩ずつ。あなたの努力は必ず形になりますので、頑張っていきましょう☺️
スクールのレッスンについて何かご質問があれば、気軽にLINEでお声掛けください。


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