ネイリスト技能検定試験にストレートで合格したい!と考える方、とてもたくさんいらっしゃるかと思います。
モデルさんに練習に付き合ってもらったり、モデルさんのお爪のメンテをしたり。何かと神経質になりますし、モチベーションを維持しながらの練習もなかなか大変ですよね。
できればそれぞれ1回で合格したいと思う方に、合格の秘訣をお話したいと思います。
全ての級で共通のポイント
要項をていねいに熟読する
要項に書かれていることをスラスラ話せるくらいに熟読してください。
意外と見落としているところがあったりします。
私は毎回生徒さんの初回レッスンで要項の読み合わせを一緒に行います。なので、何十回、何百回もたぶん読んでいます。
だから当たり前に理解していることも多いのですが、これは何回も何回も読んだ結果だと思うのです。
初めて受験される方は特に、改めて何回も読み込んでみてください。
例えば……
試験後のゴミを持ち帰り忘れた場合、採点にどう影響するか答えられますか?
各級で使用を禁止する用具溶剤をセッティングした場合、どうなるか答えられますか?
答えは要項に書いてあります!!しっかり読んで、今一度減点失格項目などを確認しましょう😀
合格に必要な形、状態、フォルムを完全に理解すること
例えばラウンドやスクエアオフなど。正解を描けますか?
合格に必要な形の答えは、要項にしっかり書いてあります。
ラウンドやスクエアオフを正しく理解して、しかも誰かに説明できるくらい自分のモノにしておきましょう😀
まずは正解の形を完全に完璧に理解することが大切です。正解がはっきりわからなければ、合格は遠のいてしまいます。
工程に意味を持たせて、体で流れを覚える
手順は完璧に体で覚えておきます。次の工程は何だっけ?と頭で考えているなら、練習が足りません。
工程には、ひとつひとつ意味や目的がありますよね。なんでこうするのか、このお爪をどうしたいのか、わかっていれば次の工程もわかります。
(少なくとも私のスクールでは各工程の意味や目的を合わせて教えています😊)
試験にパスするだけの形式的な手順だと、覚えられません。例えば、特に気になるのはネイルケアで行う『ブラシダウン』ですが。
なぜネイルケアでブラシダウンを行うのか、答えられますか??🙂理由がわかれば、どのタイミングでブラシダウンするのか、考えるまでもなくわかってしまうのです。
このように、工程にしっかり意味を持たせることが大切です。
サロンワークで意味の無い工程をするネイリストさんは居ませんので、その練習のつもりで今からそれぞれの工程の意味を考えていきましょう。
研究練習と、タイムトライアルの併用
仕上がりにのみこだわる研究のための練習と、時間内におさめるためのタイムトライアル練習。
どちらも大切で、どちらもかかせません。
中途半端になると意味がなくなりますので、研究練習のときはとことん仕上がりにこだわって、時間はあまり考えないようにします。
最高の仕上がりができたら、その感覚を忘れずに😆ポイントは、その感覚を覚えているうちにもう一度再現することです。
その繰り返しで、しっかり定着していきます。はじめは、10回に1度の成功でも、段々と確率が上がっていってそのうち2回に1回は成功するように。
そして10回に9回成功するように……
そのような流れで技術が定着します。
そうなったときに、さらに上の技術を身につける事ができるようになりますし、今まで気がつけなかった細かい点にも目を向けられるようになります。
より、作品のクオリティが上がっていきます。
ある程度、合格レベルのものを作れるようになって来た頃、タイムトライアル練習を始めましょう。
タイムトライアルもはじめはタイムオーバーになってしまうかもしれません。
でも何度も行ううちにタイムインするようになってきます。
タイムインしてなおかつ合格するために必要なことは、『合格レベルの作品』が作れる実力があることです。
その実力が身についてから、タイムトライアルをすることをおすすめします。
時間内に合格レベルの仕上がりを作ることが難しいと実感するかもしれません。初めはタイムオーバーしてしまうかもしれません。
でも、合格レベルを知った上で、今回は仕上がりはちょっと妥協して自分の意思で時間を優先しているんだ、という感覚は大切です。
終わってから、何が足りなかったのかを考える余裕が生まれます。
ただやみくもに、合格レベルに達しているかどうかもわからない状態でタイムインしても、審査で落とされてしまうでしょう。
絶対にゴール(合格レベルの仕上がり)がわかった上で、時間内を目指すことが必要です。
必要な期間には個人差があります。さすがに試験直前に初めてタイムトライアルをしているのでは間に合いません。
余裕を持って試験の2〜3週間前には合格レベルの仕上がりを目指すのがおすすめです。それ以降はタイムトライアルに集中しましょう。
練習できない日は必ずイメトレ
これは、別の記事でも書かせていただきました。
実際に手を動かして練習をしているのと、イメージトレーニングで手を動かしている想像をするのと。
私たちの脳は違いを判別できないそうです😀
練習できない日は、工程を鮮明にイメージしましょう♡よりリアルに、自分が手を動かしている鮮明なイメージを持つのがポイントです。
また、練習をする前にもイメトレはとっても有効です。注意点は、必ず上手くできているイメージをすること。手がその通りに動いてくれます。
失敗を連想するようなマイナスイメージはいけません。
正しい練習方法で練習しましょう♡
全級に共通することをお話いたしました😊
結構ストイック…と思われるかもしれませんが、そうでなければストレートで合格することはできません。
近道はなくて、当たり前の練習ををコツコツやるしかないのが現実です。
正しい練習方法を知りゴールを知っている人が合格します。
そして、闇雲に毎日練習すれば良いわけではなく、意味のある練習を行うのがとても大切です♡
練習方法についてのお悩みなどはLINEからご相談ください😊おおたが丁寧にお答えします。
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